
横浜山手聖公会は1863年(文久3年)、横浜に居住する英米国人の為に設立された、開国後3番目のキリスト教会です。
創建当時の教会堂は現在の山手ではなく丘の麓、現在の中華街近くにありました。1901年(明治34年)には現在の山手の地に赤レンガ造りの新聖堂が建てられ、日本で最初の10台のパイプオルガンのうちの一つが備えられていたと記録が残っています。
この聖堂は関東大震災で失われ、現在の建物は、1931年(昭和6年)にアメリカ人建築家J.H.モーガンの設計で大谷石造りの聖堂として再建されたものが母体となっています。第二次世界大戦で破壊されるまで、米メーラー社製の21ストップ・337パイプを持つオルガンが備えられていた記録も残っています。
戦後、残された鉄骨部分を基盤に、焼け落ちた木造部分を回復し、聖堂は礼拝に使えるように復元されました。そして1990年には横浜市の歴史的建造物にも指定されましたが、2005年1月、放火により大きな損傷を受けました。
多くの方に支えられて、同年11月には設計当時の形で美しく蘇り、これに伴って米ロジャース製の最新鋭パイプレスオルガン(パイプは装備しないが、電子的にパイプオルガンの音を再現するオルガン)が設置されて、現在に至っています。
このコンサートシリーズは、より多くの皆様にこの聖堂を知っていただきたい、との想いを込めて、信徒有志が共同運営するものです。
2006年8月15日の第一回を皮切りに計10回シリーズで開催される予定です。